人権のお話
人権週間にちなんで係から人権の話がありました。
「泣いた赤鬼」の絵本のつづきの話を使って話がありました。つづきの話をご存じですか。
赤鬼は,人間と仲良くなるために青鬼がわざと悪い鬼を演じてくれたことを,人間に正直に話をしました。人間はそんな嘘つきな鬼とは付き合えないと村に仕切りを作ったり,来るなという看板を立てたりしました。赤鬼は正直に話した後,青鬼を捜す旅に出ていて,人間の村には来ませんでした。何年か後に気になった人間が赤鬼の家を訪ねると,ボロボロになった張り紙がありました。それを見た子供が,「赤鬼さんも青鬼さんも村に来られるように看板を立てよう。」といいました。
大人は社会の中でこうでなくてはならないなどと既成の概念をなかなか崩せないところがありますが,子供は違います。未来を子供たちの手に委ねたのですね。
人権について考え,実践する良い機会となったようです。